おすすめの洗濯用粉石けんはコレ!定番4種類の粉石けんを比較してみた

いざ「石けん洗濯に挑戦しよう!」と思っても、今まで使ったことがないだけに、どの石けんを選べば良いのかわからない人も多いはず。
私も実際に石けん商品を選ぶときにはかなり悩んだので、気になるものを片っ端から使ってみることにしました。

数ある石けんユーザーの口コミのなかでも特に評価の高かった4種類を実際に試したので、今回はそれぞれの使用感とおすすめポイントなどを比較して紹介いたします。

粉石けんを選ぶ際の参考になれば幸いです!

粉石けん商品の特徴

粉石けんは肌や環境にやさしく汚れ落ちも抜群ですが、取り扱いには少々コツがいります。粉石けんには商品の特性上、合成洗剤にはない特有のデメリットがあるため、少しでもそのデメリットを解消しようというメーカーの想いが、それぞれ特徴のある石けん商品を生み出しています。そのため、使いやすさを追求した石けん商品が数多くあるのです。

粉石けんのデメリット

粉石けんが扱いづらいといわれている主なデメリットには、大きく分けて2つ挙げられます。1つ目は「粉飛び」、2つ目は「石けん特有の油臭さ」です。
メーカーごとに工夫を凝らし、できる限りこれらのデメリットを抑えようとしています。

以下、それぞれのデメリットを抑えるべくメーカーが施している工夫についてチェックしておきましょう。

粉石けんのデメリット「粉飛び」を抑える工夫

粉飛びは粒子がきめ細かく、さらに乾燥している状態で起こりやすくなります。粉飛びが起こると取り扱い時に目や鼻を刺激し、咳やくしゃみの原因にもなるため、粉石けんユーザーの間では悩みの種となっているのが実情です。

そこで粉飛びを抑えるために、アルカリ助剤や潤湿剤を添加するなどの工夫を凝らし、粒子を極限まで大きくしたり、粉をしっとりさせたりしている商品があります。
メーカーごとに使用している添加物の種類はさまざまですが、そのなかでも石けんの良さを壊さぬよう、天然成分の添加物を使用した商品を選ぶのがおすすめです。代表的な添加物は、炭酸塩や天然油脂を原料としたグリセリンなどです。

粉石けんのデメリット「油臭さ」をなくす工夫

石けんは天然油脂でできているため、油脂のにおいが油臭いと感じる人が多いです。特にこれまで合成物質の洗剤を使用してきた人が石けんに乗り換えると、お世辞にも良いニオイとは言えないでしょう。

そうしたユーザーの声に応えるべく、天然の香料を添加した石けん商品があります。天然の香料には主にエッセンシャルオイルを使用することが多いです。

添加物を含まない粉石けんのメリット

粉石けんはそのままだと使用感にデメリットがあるとわかっていながらも、無添加にこだわり続けるメーカーもなかには存在します。添加物を含まない粉石けんのメリットを確認しておくと、石けん商品を選ぶ際に役立つので、あわせてチェックしておきましょう。

おしゃれ着洗いにも使える

炭酸塩などのアルカリ助剤を含んだ粉石けんは、おしゃれ着洗いには使用できません。
おしゃれ着洗いには「中性洗剤」を使用すると思いますが、アルカリ助剤を含む粉石けんを使用するとアルカリ性が強くなってしまい、衣服を傷めることになるからです。
アルカリ助剤を含まない無添加石けんであれば、おしゃれ着でも洗剤を分けることなく洗いあげることができます。

とことん肌にやさしく

添加物が天然由来とはいえ、肌に合わなければ石けんを使用する意味がありません。
成分が複雑になればなるほど肌に合わない成分が含まれる可能性も高くなるため、できる限り添加物はないに越したことはないでしょう。

※実際に我が家では、添加物の種類が多めである「ミヨシそよ風」は、肌の弱い夫には合いませんでした。

おすすめの粉石けん4選

粉石けんの特徴とデメリットを踏まえ、無添加粉石けんの代表商品を1つと、粉石けんのデメリットの改善に努めた代表的な石けん商品を3つ紹介していきます。
「粉飛び」と「ニオイ」に焦点を当てて、使いやすさを検証したのでぜひ参考にしてください!

無添加 シャボン玉 スノール

「シャボン玉石けん」といえば無添加石けんの元祖。スノールは100%無添加石けんの代表格ともいえる商品です。石けん以外の成分を一切含まないので、おしゃれ着にも使えるといったメリットがあります。
良質な石けん成分を使用しており、汚れ落ちも抜群に良いうえ添加物を含まないことから、肌と環境へのやさしさはナンバーワンの商品だといっても過言ではないでしょう。

こちらはスノールの写真です。画像ではわかりにくいかもしれませんが、添加物を含まないスノールは粒子が細かく、非常に粉飛びしやすいのがデメリットとなっています。
粉飛びは石けんユーザーの永遠の課題ともいえるであろう難点。詰め替え時や、洗濯機に粉を入れる際、粉飛びがストレスに感じることもあるでしょう。

さらに香料も添加していないスノールは、石けん特有の油臭さがダイレクトに伝わるのがデメリット。このニオイは今まで合成洗剤を使用してきた人にとって、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

価格シャボン玉 スノール 2.1kg 1,300円(税込)
成分・純石けん分(99% 脂肪酸ナトリウム)
使用量の目安水30Lに対して35g
※価格はAmazon調べ

ミヨシ そよ風

続いての主力商品はミヨシのそよ風。ミヨシは石けんやシャンプー、台所用洗剤などのあらゆる無添加商品を販売していることでも有名な企業です。

そよ風の特徴は、「粉飛び」と「油臭さ」をある添加物によって軽減していること。
石けん初心者にも扱いやすい、おすすめの商品です。

そよ風の画像をご覧ください。よく見ると、スノールよりも一粒一粒がはっきりしているのがおわかりいただけるでしょうか?

そよ風には「金属封鎖剤」と「炭酸塩(アルカリ助剤)」が添加されており、それぞれ石けんカスを発生させにくくする役割と、洗浄力をアップさせる役割を持っています。さらにこの2つを添加することによって、石けんの粒子がやや大きくなるため、粉飛びが抑えられています。

また香料が添加されているため、石けん特有の油臭さは感じず、ほんのりフローラルな香りがあります。石けんのニオイが苦手な人にもおすすめの商品です。

価格ミヨシ そよ風 2.16kg 661円(税込) 
成分・純石けん分(60% 脂肪酸ナトリウム)
・アルカリ剤(炭酸塩)
・金属封鎖剤
使用量の目安水30Lに対して36g
※価格はAmazon調べ

パックスナチュロン 純粉石けんN

パックスといえば、植物由来の成分を使用した商品を数多く開発しています。
こちらの粉石けんも植物性油脂が原料となっており、より自然派な人におすすめの商品です。石けん以外の成分は無添加なので、スノール同様おしゃれ着洗いにも使用できます。

パックスナチュロンの粉石けんです。先ほどの2種類とはまた少し粉末の形態が違うのがおわかりでしょうか。
パックスの粉石けんは無添加なのに粒子が大きいのが最大の特徴です。粉飛び感はほとんどなく、移し替えもスムーズ。さらに水にも溶けやすくなっているため、大変扱いやすくなっています。植物由来のおかげか、香料不使用でも石けん特有の油臭さがあまり目立たない点も魅力的です。

価格パックスナチュロン純粉石けんN 1kg 1,550円(税込)
成分・純石けん分(99% 脂肪酸ナトリウム)
使用量の目安水30Lに対して30g
※価格はAmazon調べ

暁(アカツキ)ローブ

最後にご紹介するのは暁ローブ。こちらは大正11年創業の「暁石鹸株式会社」がつくる歴史ある商品で、石けんユーザーにも根強いファンが多くいるようです。

原料には米ぬか脂肪酸、ヤシ油、ラードを使用。石けん成分以外にはアルカリ助剤の添加のみで、合成界面活性剤や蛍光剤はもちろん、香料も含みません。

暁ローブの粉末です。パックスナチュロンほどではありませんが、粒子はやや大きめで粉飛び対策はバッチリでした。炭酸塩に加えグリセリンを配合しているため、しっとり感があります。
石けんは40℃前後のぬるま湯で溶けやすくなるといわれていますが、暁ローブは低温でも溶けやすい配合になっているため、初心者でも扱いやすい石けんです。

価格 暁ローブ 3kg  2,750円(税込)
成分・純石けん分(65% 脂肪酸ナトリウム)
・炭酸塩
使用量の目安 水30Lに対して40g
※価格はAmazon調べ

使いやすい粉石けんを試してみて!

今回は石けん初心者に向けて、粉石けんの選び方のポイントと定番4種類の粉石けん商品について解説しました。
今回解説したポイント以外にも、「水に溶けやすいか」「石けんカスはつきにくいか」など、比較ポイントはさまざまあります。

そのなかでも特にストレスを感じやすい「粉飛び」と「ニオイ」に着目しておすすめ商品をご紹介しましたが、私のおすすめは、使用感だけ見たらデメリットが多い、無添加石けんの「シャボン玉 スノール」です。

人によって好みや使いやすさは変わるもの。ぜひいろんな石けんを試して、ご自身にあった商品を見つけてくださいね!

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